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「バスから」とは?


 「バスから地域交通を考える会」(通称:「バスから」)は、利用者の立場からバスをはじめとする地域交通に関する提案を行っている市民グループです。

 当会の前身は「障害者の交通権を求め、バス乗車の壁をなくす会」と「TSF(低床バスとその利用者を増やす会)」で、国内でのノンステップバス導入・普及等を訴えてきた2団体が1999年に合併し現在の形となりました。

 当会では、生活の基本である「移動」が容易になることが個々のいきいきとした暮らしにつながると考え、公共交通機関を、特に地域に根ざす日常の足である路線バスを、すべての人にとって利用しやすくしていくことを第一目標としました。現在もノンステップバスを活かす停留所環境の整備や運用、車体の改善等の提案、導入推進の働きかけなどを中心に活動しています。
 さらに、バスから広がるあらゆるテーマに関心を持ち、交通機関が地域での生活に最大限の役割を果たすことを期待して、市民参画によるその実現に向け、情報の収集・発信や各方面への働きかけなどを行ってきました。

 会員は北海道から九州まで60名ほどです。定期的な行事や具体的な取り組みは、現在東京近辺を中心に行っており、その経過などを「バスから・かわらばん」等の発刊物にまとめ、郵送・電子メール・点字等で全国約400の個人や団体等に発信しています。

 毎年秋には障害者を含むバス利用者と東京バス協会に加盟している事業者に一堂に集っていただき、ノンステップバスの導入、停留所や車内外における文字や音声による情報保障をはじめとする利用者の立場からの様々な提案や、
事業者・利用者双方へのアンケートをもとに、バス利用に関する意見交換会を行ってきました。最近では各地域の利用者が呼びかけて行う営業所単位の意見交換会やノンステップバス体験会の設定、それらの企画実施に向けた調整も行っています。

 また、バリアフリー法の成立・施行への流れの中では、同法のバス車両の構造に関する基準を「ノンステップ」とはっきり規定するための働きかけをしました。現在この基準では乗降口の段数を明確に規定していません。また、モーターショーの際にはメーカーへ利用者からの提案を伝える取り組みを続けています。

 特に反響を得た取り組みとしては、2000年9月、武蔵野市のコミュニティバス「ムーバス」への小型・フルフラットのノンステップバス導入を求めて、その沿線で行われた地域イベントに参加して、「グリーンベル・モーター(現クセニッツ ジャパン)」の協力を得て「クセニツ City-II」の展示体験会を行いました。そのイベントには2日間で約200名の来場者がありました。沿線住民をはじめ、各地のバス利用者、武蔵野市長や各自治体のコミュニティバス担当者、また都内のバス事業者の方々などがクセニツ City-IIを体験しました。

 このほか定例の活動として、行き帰りにノンステップバスなどを利用して都内外のグルメ処やレジャースポットを楽しむ「バスのりクラブ」を月1回程度、また、飯田橋にある東京都の市民活動センターを会場として、テーマ毎にゲストを招いて情報・意見交換をする「サロン」も月1回設けています。


「バスラマインターナショナル 66号」
   (ぽると出版社・2001年6月・1,430円(税込))

「 利用者の立場からノンステップバス普及を目指す『 バ ス か ら 』 の活動 」より抜粋。一部編集。



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